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入会のご案内 溶液化学研究会は、溶液化学に関心を持つ研究者相互の連絡をはかり、溶液化学の進歩発展に寄与することを目的として設立された学会です。(会則第2条)
ご承知のように、一口に「溶液化学」と言っても、その対象は非常に広く、そのイメージも各人各様であるかも知れません。例えば、高分子化学の分野にも高分子溶液のセクションがあり、生物物理の学会にも溶液物性や溶液内反応を議論するところがあります。もちろん物理学にも化学にも、液体や溶液中の分子やイオンの溶存状態やそのダイナミックスを議論する部門があります。この様に色々な分野の中に、溶液や液体中の反応などを研究する研究者が散らばっているのも溶液化学の特徴のひとつと言えるかも知れません。
「溶液化学」という学問分野は、現在の発展状況においては「確立されつつある分野」であるとしか言えないかも知れません。しかし既に確立されたJournal もありますし(例えば、Journal of Solution Chemistry)、今後ますます重要な学問分野に育っていくことには疑う余地がありません。溶液化学研究会はこの様な色々な基盤に立つ研究者の情報交換と討議の場でありたいと思っています。
気体論や固体論にくらべて液体・溶液の分子論は確かにおくれて発展してきました。けれども今日では、われわれにも依って立つ理論を持っていますし、計算機実験という新しい手段もあります。液体、溶液に関する研究が発展しなくては、例えば、生体内の反応や生命現象のメカニズムを解明することは不可能でしょう。なぜならば、生体内反応こそ典型的な溶液反応だからです。溶媒である液体の関わりを無視して液相反応を理解することはできません。
溶液化学が21世紀の学問の主流たらんためにも、皆様のご入会とご活躍を期待いたします。私どもの溶液化学研究会の主旨にご賛同いただき、ご入会のご希望のお有りの方は、下記事務局までご一報ください。
〒615-8510 京都市西京区京都大学桂 京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 分子理論化学講座内 溶液化学研究会事務局 e-mail: jimukyoku<at-mark>solnchem.jp |